大雲好日日記-276 「昨夜は大雨、今朝は快晴」(前半)

クサギ(臭木)枝葉を傷つけると独特の強い臭気を放つが、夏に咲く白い花は非常に甘く心地よい芳香がする。

昨夜は大雨、今朝は快晴(前半)(令和8年8月1日)

 

 

昨夜はあんなに大荒れだったが、今朝はもはや日本晴れだ。

サア、この所からでも道に入れる。

 

森本省念は若いころに相国寺の橋本独山老師からそう聞かされたのであったが、「僕らは実に浅薄者でそれがわからなかった」と述懐している。果たして独山が森本に示唆した道とはどのようなものであったのだろうか。

 

昨夜は大雨、今朝は快晴。

世界は刻一刻と転変している、つまり無常である。

われわれは無常なる世界においてでどう生きて行くべきか。

その「道」が問題になる。

 

禅の道場には修行者のためにつぎの言葉が掲げられている。

「生死事大 無常迅速 光陰可惜 時人不待」

世界は「無常迅速」なるゆえに一瞬一瞬を大切に生きてゆけよ、と。

このことはまたわれわれがつね日ごろから心得ておきたい道でなければならない。

 

吉田類(酒場詩人)の言葉も引用しておこう。

これからの時代を生きる若者に伝えたいことは:

「人生ってリハーサルできんやろと。予知なんてできるわけもない。何が起こるか分からない、一寸先は闇というような、それを前提とするのが人生かもしれない。本当に何が起こるか分からない。だから全部本番で生き抜くしかない。」(朝日新聞、2026/7/19)

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